壁材の優れた力

通気断熱WB工法の優れた壁体の透過通気構造は
日本で唯一の「シックハウス対策がなされた工法」と
して国土交通省 特別大臣認定を取得しました。
(建築基準法施行令20条7)

通気断熱WB工法独自の技術で、室内の有害な化学物質や臭いを湿気とともに透湿性の壁を透過して屋外へ排出します。吸湿性に優れた土壁の原理を応用し、機械による室内換気をしなくても、室内ホルムアルデヒド濃度は評価基準である0.08ppm以下を実現します。

化学物質はもともと水に溶けやすい性質を持っています。そのため室内の湿気とともに化学物質を屋外へ排出することをWB工法は考えました。着目したのは土壁の原理です。内壁を土壁のような透湿性の壁を使い、浸透圧によって室内の湿気は壁を透過し、壁体内の通気層へと移動します。その後、化学物質を含んだ湿気は通気層を上昇し、屋外に排出される仕組みです。

室内の有害な化学物質や生活臭は、余分な湿気とともに屋外へ排出することができます。そのため、問題となっているシックハウス症候群の心配はありません。さらに家の寿命を縮める余分な湿気も解消し、結露や蒸れ腐れの心配もありません。室内は常にクリーンな空気で保たれます。

健康障害の原因といわれるシックハウス症候群はなぜ?

現代の住宅のほとんどは高性能な省エネ住宅、高気密高断熱工法を追い求めたため
家につかわれる建材や家具などからでる有害な科学物質により
・偏頭痛・アトピー性皮膚炎・吐き気・めまい・アレルギー疾患・倦怠感・喘息
などの現代病を引き起こしてしまいました。
また室内の機密性が高いことで有害な化学物質をとじこめてしまうばかりか
ビニール製の壁紙が湿気の逃げ場をなくしてしまい、結露がおきやすくなり
・化学物質の滞留
・カビの発生
・ダニの発生
・においのこもり
・湿気や二酸化炭素
の被害にもつながります。

シックハウスを予防するには?

建材に化学物質を使用しない 建材の化学物質は、法律による制限があります。しかし化学物質は、家具などにも含まれているため、建材に使用しなくても、シックハウスの予防にはつながりません。
24時間機械換気システムを
使用する
機械換気システムは、シックハウスに有効ですが、24時間使用しないと効果がえられません。その上、冷暖房した空気を強制的に捨ててしまい、省エネは期待できません。
昔ながらの風通しのよい家に
住む
伝統的な家づくりは通気性がよく、化学物質がこもらないため効果的です。しかし冷暖房効率が悪く、現代の住宅事情を考えると合理的ではありません。

そこで開発されたのが
伝統的な木造建築に独自の新しい技術を組み合わせて実現した
「通気断熱WB工法」の透湿高気密の構造です。

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